About Schmidt
アバウト・シュミット
About Schmidt
すべてを失くした日、いくつもの海と山を越え、
人生最高の贈りものが届いた。
深い海の底にいるような孤独の中で、
溺れる私を助けたのは小さな小さな掌。
見上げれば、世界はこんなに広いと知った。
ウォーレン・シュミット、66歳。
何があっても、洗いたての朝はくる。
配給: ギャガ=ヒューマックス共同 「アバウト・シュミット」
ウィネベーゴ社正規輸入元
ウィネベーゴ
株式会社 ニートRV
この映画、モーターホームにご注目下さい。「アバウト・シュミット」ではアメリカでモーターホームの代名詞となっているウィネベーゴ社製のアドベンチャーというモデルが使われています。映画の中ではジャック・ニコルソン演ずるウォーレン・シュミットがモーターホームを運転しているところやオートキャンプ場での映像が随所に出てきます。モーターホームオーナーの方々は勿論、興味をお持ちの方にも必見の映画です。
2003年5月24日にみゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー公開
INTRODUCTION
世界が絶賛するジャック・ニコルソン過去最高の演技と新鋭アレクサンダー・ペイン監督の緻密で繊細な演出が織りなす全ての人々に贈る深い感動のストーリー

 ウォーレン・シュミット、66歳。一流と呼ばれる保険会社で計理士として働き、良き同僚を持ち、それなりのキャリアを積んだ。妻と溺愛する一人娘、家庭も安泰だ。誰もが幼い頃に抱く大それた夢からは遠いけれど、男として誇るべきそれなりの人生を築いてきた。そう思っていた、退職するあの日までは。定年退職、妻との永遠の別れ、娘の結婚-一気に人生の三大転機を迎えるシュミット。自分は一体何者なのか?今まで築いてきた人とのつながりは何だったのか?自分の人生はなんだったんだ?人生の終盤近くで、生涯をかけて築いてきたものを失いかけた男の、おかしくも、もの哀しい心の旅が始まった。
 この作品に至るまでにアカデミー賞受賞3回、さらに8回のノミネート。ジャック・ニコルソンが"名優"と呼ばれることに異論のある人は居まい。『カッコーの巣の上で』の挑発的な精神病患者、『バットマン』の悪のりジョーカー、『恋愛小説家』の強迫神経症で恋愛ベタの恋愛小説家。その演技は自由自在だ。
 今回彼が演じるのは、どこにでもいるような定年退職後のサラリーマン。でもよく見ると、彼のやることなすこと笑いを誘う。退職の翌日から、だらだらと終日テレビ鑑賞、ふと目に止まったチャリティ団体のCMに触発されて応募。団体から勧められるまま、援助する少年に手紙を書く。ただの自己紹介のつもりが筆は滑る-職場の後任の若造は何もわかっちゃいない!妻のやることなすこと全てが気に障る!しかも大切な娘の婚約者は、救い難いバカときている。ふざけんな、コノヤロー!!!そんなシュミットの怒りは、社会的地位と自尊心を与えてくれた仕事を失ったことで加速する。しかも妻は急死。ゴミの山と化した家で亡き妻のありがたさを実感したのも束の間、彼女の不実を知らせる手紙を発見してまたぶちキレる。表面は平静を装いながらもワケのわからない怒りを抱え、終盤を迎えた人生と孤独を恐れる。
そんな男がキャンピングカーを駆り、思いつきと成り行きで旅へ。それは人生で失くしてきたものを取り戻す旅。それまでの自分を振り返り、自身を見つめ直すきっかけでもあった。

 アメリカのマスコミが、ジャック・ニコルソン過去最高の演技と絶賛。一人の男の喜怒哀楽を微妙なさじ加減で演じて、ゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞を受賞し、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。このさすがの名演技を引き出したのは監督アレクサンダー・ペイン。彼の前作『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』は、リース・ウィザースプーンにブレイクのきっかけをもたらし、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた。鋭い社会批判を笑いで包むその技は今回も健在だ。人間はちっぽけでさみしい存在で、愚かだけれど愛しい。生きることは過酷で虚しいけれど、確かな喜びに溢れている。深い海の底に生きるような孤独を実感する瞬間もあるけれど、全てを一瞬で癒してくれる出会いもあるのだ。そんな人生の真実を、隙なく練り上げられた脚本と繊細な演出で描き出す。奥行きのある幸福感に包まれるラストは、見る者に静かな余韻をもたらすだろう。

 全てを失いかけたシュミットの人生における唯一の希望、愛しい一人娘ジーニーを演じるのは『アトランティスのこころ』のホープ・デイヴィス。彼女の婚約者でウォーターベッドの営業マン、ランドールにダーモット・マルロニーが扮する。薄くなった頭髪をムリヤリ伸ばして後ろに束ね、たっぷりとした口ひげを蓄えた怪しげな外見。趣味の悪いネクタイもお似合いなこの胡散臭い男が、『ベスト・フレンズ・ウェディング』でジュリア・ロバーツとキャメロン・ディアスが奪い合った二枚目俳優とはオドロキだ。そして彼の母親、ロバータを演じるのがキャシー・ベイツ。ジャック・ニコルソンに引けを取らない名演技で、ナショナル・ボード・オブ・レヴューにおいて最優秀助演女優賞を受賞。さらに、本年度アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。息子を愛し、自分の人生を愛する迫力のオバさんを体現する。意外にも二人はこれが初共演。入浴シーンでの、彼女の体当たり演技(?)も見ものだ。 共同脚本として『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』のジム・テイラーが参加。他にも、撮影監督のジェームズ・グレノン、舞台監督のジェーン・アン・スチュアート、編集のケヴィン・テント、作曲のロルフ・ケントと、スタッフには『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』以来の"ペイン組"が結集している。
STORY
ウォーレン・シュミット、66歳。定年退職、妻との永遠の別れ、娘の結婚─
人生の三大転機を迎え、初めて深い孤独に気づいた彼に、
全く予想もしなかった最高の贈りものが届いた…。

 アメリカ中西部オマハ、保険会社"ウッドメン"の、すっかり片付けられたオフィスの一室。ウォーレン・シュミット(ジャック・ニコルソン)は、時計の針が退社時刻を指すのをじっと見つめていた。その日は彼の定年退職の日。退職パーティで親友のレイ(レン・キャリオー)がスピーチする。「本当に意味があるのは、生涯をかけてなにかを成し遂げることだ」--その通り。42年間連れ添った妻のヘレン(ジューン・スクイブ)、離れて暮らす一人娘のジーニー(ホープ・デイヴィス)。平凡だが、悪くない人生だ。シュミットは自分が 「豊かさに満ちた男」とまでは思わないが、大きな不満があるわけでもなかった。
 しかし退職して初めて、自分がどれほど会社に依存していたかに気づく。いつも通り7時きっかりに目覚めるが、やることがないので机に向かってクロスワードパズル。そのあと、ヘレンの希望で購入した巨大なキャンピングカーで朝食をとると予定はもうない。終日テレビ鑑賞。たまらず会社に後任の若造を訪ねるが、もちろんそこに居場所はない。そんなある日、シュミットはテレビCMで見たチャリティ団体に応募する。月々22ドル募金し、アフリカの恵まれない少年・ンドゥグのスポンサーになるのだ。小切手と一緒に「ンドゥグに個人的な手紙を」という団体の勧めに従い、手紙を書き始めるシュミット。ちょっとした自己紹介のつもりが筆は滑り始めた。なんだ、あの後任の若造は!なにもわかっちゃいないのに生意気だ。妻のやることなすこと、すべてにイラつく!
 手紙を投函して帰宅すると、ヘレンが倒れていた。妻が突然、死んでしまったのだ。葬儀の準備に追われるシュミット。愛するジーニーが葬儀のために戻ったのはうれしいが、ロクでもない婚約者のランドール(ダーモット・マルロニー)と一緒なのは気に食わない。こんなときにネズミ講まがいの投資話を持ちかけるとは。まったく救い難いバカだ。  娘が去って日常が戻ると、強烈なさみしさがシュミットを襲う。失って初めて、妻への愛に気づく。「ンドゥグよ、忘れないで。目の前の幸せに感謝しなくては」。そんな反省も、レイから妻へのラブレターを見つけて吹き飛ぶ。何十年も昔のことだが、妻は自分を裏切っていた。寝付けないその夜、娘の結婚式を手伝うことを急に思い立ち、キャンピングカーで娘の住むデンバーへ向かった。しかし旅の途中で電話した娘にその申し出は拒絶され、成り行きで旅に出る。生家の跡、母校のカンザス大学。それは人生の失われた記憶をたどる旅だった。さらにオートキャンプ場で出会った夫婦とのディナーなど、さまざまな出来事を通して自分自身を見つめ、人生を静かに振り返るのだった。
 そんなある日、突然シュミットは自分のすべきことを自覚する。娘の結婚を阻止するのだ。結婚相手もサイアクだが、その母ロバータ(キャシー・ベイツ)をはじめ、一家まとめてサイアクなのだ。絶対に、この結婚は間違っている!ジーニーが住む町へ、シュミットはキャンピングカーを走らせた…。
人生にそこそこ満足していた普通の元サラリーマン。しかし退社をきっかけに、一転する人生と人間関係。親友がスピーチで語った"人生で本当に意味あること"や"生涯をかけて築いたこと"。果たして、私は自分の人生で何か残しただろうか?誰かの役に立ったのだろうか?表面で平静を装いながらも、66歳にして人生最大の焦燥感と孤独を感じたシュミットは、なりふりかまわず右往左往。しかし何も見つけられないまま旅が終わりかけた時、彼のもとに全く予想もしていなかった、人生最高の贈りものが届いた。
CAST
ウォーレン・シュミット : ジャック・ニコルソン
ロバータ・ハーツェル : キャシー・ベイツ
ランドール・ハーツェル : ダーモット・マルロニー
ジーニー・シュミット : ホープ・デイヴィス
ラリー・ハーツェル : ハワード・ヘッセマン
レイ・ニコルス : レン・キャリオー
STAFF
監督 : アレクサンダー・ペイン
脚本 : アレクサンダー・ペイン&ジム・テイラー
原作 : ルイス・ビグレー著「アバウト・シュミット」
撮影監督 : ジェームズ・グレノン
製作 : ハリー・ギテス/マイケル・ベスマン
舞台監督 : ジェーン・アン・スチュワート
編集 : ケヴィン・テント
音楽 : ロルフ・ケント
衣装デザイン : ウェンディ・チャック


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